2008年5月2日(金曜日)

燃費を2割向上させるお得な運転術

カテゴリー: - webmaster @ 14時31分02秒

【BPnet 2007年12月21日に配信された記事です。】

燃費を2割向上させるお得な運転術

排出削減を両立するエコドライブテクニックを学ぶ

 

●暫定税率復活で、ついにレギュラーガソリンの店頭小売価格の全国平均値がリッター160円を突破した。昨年12月の134円から、この1年間で21円も値上がりしている。今、燃料タンクが50Lのクルマを満タンにすれば7,750円かかり、昨年よりも1,050円の出費増になる。ドライバーにとっては、頭の痛い問題だろう。

●そこでお薦めしたいのが、燃費向上に効果のあるエコドライブだ。専門家はドライバーの意識を変えるだけで、20%の燃費向上を図れるという。しかも、エコドライブは地球温暖化問題に対しても有効である。同じ距離を移動する場合、消費する燃料が少なければ、排出される二酸化炭素の量も少なくなる。エコノミーとエコロジーを両立できるというわけだ。

●こうしたなかで、欧州最大の自動車メーカー、フォルクスワーゲンが第1回エコドライブ トレーニングを開催した。インストラクターの指導されたエコドライブ術とはどのようなものか、トレーニングの模様をリポートしよう。

 

今なぜエコドライブなのか?

 自動車用品店では燃費向上グッズの売れ行きが好調で、新車市場でも中古車市場でも燃料消費量が少ないコンパクトカーや軽自動車に注目が集まっているようだが、ガソリン価格の推移を考えれば当然の流れだろう。しかし、現在所有しているクルマでも、一切お金をかけずに燃費を向上させることは可能だ。それがエコドライブである。

 エコドライブの本質は、ドライバーの意識改革によって燃料消費量を抑えることにある。大雑把に言えば、エコドライブで燃費が2割向上すれば、ガソリン代も2割減る。ガソリン代は昨年12月比で約15%上昇しているので、ドライバー自らの努力で価格上昇分をまかなえるうえに”おつり”までもらえるという、まさに”エコノミー”ドライブなのだ。

 しかも、燃料消費量が減れば、温室効果ガスの1つである二酸化炭素(CO2)排出量も減る。エコドライブは地球温暖化対策として有効な“エコロジー”ドライブでもある。そこで政府では2003年に「エコドライブ普及連絡会」を設置し、「エコドライブ10のすすめ」を取りまとめた。

 日本自動車工業会や日本自動車連盟(JAF)などが組織する「エコドライブ普及推進協議会」では、政府案をベースに、エコドライブの普及啓蒙活動を実施している。またJAFや一部の自動車教習所では一般ドライバー向けにエコドライブの講習会を開催している。

 エコドライブ普及推進協議会では、「ふんわりアクセル」などを推奨しているが、問題はクルマの種類やドライバーの技量、道路状況などによって必ずしもそれが正しいわけではないということ。

 とりわけ、クルマの種類による違いは一般論化しにくいものである。エンジンやギアボックスなどのタイプによって燃費が良い運転方法は異なるし、技術は日々進歩しているため、過去に有効だった運転方法が永続的に通用するとは限らない。

 クルマごとの特性を熟知しているのは他でもない、自動車メーカーだ。ドイツでは自動車メーカーが自社のクルマを使ったエコドライブ教習を随時開催している。日本でも自動車メーカーがエコドライブ教習に乗り出しつつあるが、一般ドライバー向けとなるとまだまだこれからといったところだろう。

 こうしたなかで、フォルクスワーゲン グループ ジャパン(以下、VGJは、NPO法人mobility21と共同で「フォルクスワーゲンドライビング エクスペリエンス−(Eco Drive Training)」(以下、エコドライブ トレーニング)を本格的に開催すると発表した。このプログラムはドイツ国内で実施しているエコドライブトレーニングを日本流にアレンジしたもので、ドイツ以外に導入されるのは日本が初めてとなる。

フォルクスワーゲンのエコドライブ教習が始動

 代表取締役社長の梅野勉氏は、『原油価格高騰や地球温暖化問題への対応策として燃費向上が大きなテーマだ』とし、メーカーが技術力で燃費を向上させると同時に、ドライバーの意識改革によって燃費を向上させていくことも必要だと述べている。

 さらに、VGJではこの取り組みを通して、3つのことを伝えたいという。1つ目は、ドライバーの意識によって燃費は約20%向上するということ。2つ目は、交通社会の一員という意識の重要性。エコドライブを心がけるあまり、交通の流れを無視してのんびりと走れば、渋滞が発生して社会全体のCO2を増やしてしまう。そして、3つ目は楽しくないと続かないということ。梅野氏はエコドライブを「非常に知的なゲームのよう」だと語った。

 VGJのエコドライブ トレーニングは、2008年から全国各地で年間8〜9回のペースで開催される予定だ。当面はディーラーの協力のもと、フォルクスワーゲンユーザーを中心に参加者を募る。ゆくゆくはホームページなどで告知し、フォルクスワーゲン以外のユーザーにも広く門戸を開くという。

踏み込んで離すアクセルワーク

 トレーニングの流れはドイツ版とほぼ同じだ。まずはドライバーが約2.6kmのコースを、普段どおりの運転で走行する。助手席のインストラクターは走行ルートや車線変更を案内するだけで、運転に関する指導は行わない。

 使用するクルマは、1.4LのTSIエンジンを搭載した「Golf Variant TSI Comfortline」(ゴルフヴァリアントTSIコンフォートライン)などのゴルフシリーズ。走行時にはドイツ版と同じく、専用の計測機器によってエンジン回転数や時速などが記録される。

 1周目のフリー走行を終えた後は、エコドライブ トレーニングのチーフインストラクターである、モータージャーナリストの清水和夫氏による35分のレクチャーを受ける。ここでは、今回使用するクルマにとって最適なエコドライブとはどのようなものか、具体的な内容が語られた。

 たとえば、低回転域でも大きなトルクを発生するTSIエンジンの特徴を生かそうということ。意図的に高いギアを選択して回転数を抑えるほうが、燃費が良いことから、今回は2,000回転を目安にどんどんシフトアップしていくことが推奨された。

チーフインストラクターの清水和夫氏によるレクチャー

 レクチャーの内容をふまえて、2周目の走行に臨む。夕刻に近づいていたため、インストラクターからライトを点灯するように指示が出た。燃費向上だけを考えるのであれば、装備品のスイッチはすべて切る方がよいのだが、エコドライブトレーニングでは、安全にかかわることであれば「安全性を最優先にすることが原理原則」(清水氏)になっている。

 いよいよ走行開始。最初の指導はアクセルワークについてだ。

「そーっとアクセルを踏みますが、踏んでちょっと離すことを繰り返すと、回転数が低い状態でギアが上がっていきます。アクセルを踏んだままでは、ギアが低い状態でエンジンを動かすことになるので、燃費が悪くなります」

 目安となる2000回転を超えないようにタコメーターを見ながら、“踏んでちょっと離す”を繰り返す。アクセルを踏んでいるときはエンジン音がグーンと高まるが、足を離すとふっと音が緩み、同時にタコメーターの針もふっと下がる。ギアが上がった瞬間だ。

 さらに進むと、前方の信号が赤になった。インストラクターは素早く「アクセルを離して」と声をかける。通常は交通の流れに乗るべく、適宜アクセルを踏み込むが、赤信号で停止することが分かっているときは、素早くアクセルをオフして惰性で進む。

 このとき、運転に慣れているドライバーであれば、シフトダウンしてエンジンブレーキを使って、一層の燃費向上を図るのもよい。TSIの場合は1300回転以上でアクセルをオフにすると燃料がカットされるため、わざとギアダウンして回転数を上げてからアクセルをオフにすれば、瞬間的に燃費が向上する。

 また、シフトダウンをする時間がない場合は、ニュートラルに入れて惰性で走ることも燃費向上には効果的だ。ただし、エンジンブレーキが効かなくなるので、かなりの上級者でないとお勧めできないという。

 また、交差点で止まっているときにニュートラルを選択するのも燃費向上には寄与するが、いざ発進するときにあわててしまうようなら、ドライブのままでよい。交通の流れを滞らせることなく、安全に走行することが最優先だ。

 アイドルストップについては、VGJのエコドライブ トレーニングでは「1分以上、停止することが分かっている場合にのみ行う」としている。ドイツでは交差点で止まったら積極的にエンジンを切るように指導されるが、日本はドイツよりも赤信号に遭遇する頻度が高い。エンジンの始動には燃料が使われるため、高頻度にオンオフを繰り返すと、燃費が悪化するケースもあるという。

トレーニング内容はどんなクルマでも応用可能

 今回のエコドライブ トレーニングでは、フォルクスワーゲンが独自に開発したTSIとDSGという2つのテクノロジーをフル活用することで燃費向上を図ったが、もちろんそのベースとなっている理論は他社のクルマにも通用するものだ。

 最適なエンジン回転数はクルマによって異なるものの、意図的に高いギアを選択してエンジン回転数を抑えることは、どんなクルマにも有効な手段である。タコメーターがない軽自動車でも、エンジン音に耳を傾ければ実践することができる。

 また、DSGに限らず、マニュアルモードを搭載したオートマチック車であれば、積極的に使用するほうが燃費が向上する。操作に慣れていない場合は、比較的に余裕のあるときに練習しておくとよいだろう。

 赤信号で停止することが分かっているときに、エンジンブレーキを活用したり、ニュートラルに入れたりといったことも、マニュアルモードの操作に慣れていない場合は、比較的、余裕のあるときに練習しておくとよいだろう。

 総じて、エコドライブは五感をフル活用しながら、運転に意識を集中することが求められる。無理のない範囲で行うことが鉄則ではあるが、頑張れば頑張った分だけ、燃費向上というリターンがあり、クルマを操る手ごたえも感じられる。

 清水氏は「エコドライブを実践するにはクルマのことを知らないといけませんが、知れば知るほど、いろいろなテクニックが分かって楽しくなるはずなんですね。そうするうちに、スマートに走ることを覚えていくでしょう。これは安全につながりますから、エコドライブはすべてのドライビングの入り口になるのではないかという気がしています」と語っている。

 なお、VGJではエコドライブとして下に掲げる10項目を提唱している。これらがエコドライブ トレーニングのベースになっているので、参考にしていただきたい。

 

1.短距離走行は、なるべく避けよう

2.なるべく軽く!不要な荷物は積まないように

3.タイヤ空気圧を高めると、燃費に効果あり

4.ルートは事前に確認、カーナビなどで渋滞を予測

5.暖気は不要、エンジンをかけたらすぐにスタート

6.できるだけエンジン回転数を下げて走るのがコツ

7.交通の流れを読むことは、安全と燃費に効果的

8.適切なアイドリングストップも効果的

9.必要なとき以外はエアコンを切ってみよう

10.オイルやタイヤの交換時も、エコを意識

一部文章を編集・省略しています。

全文を確認されたい人は⇒http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/report/071221_ecodrive/?bzb_pt=0

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 エコドライブで燃費をおさえ、また安全運転にもつながるということですね。
 暫定税率も復活、さらに価格まで上昇してしまいました。燃費のよいクルマに変えようにも多額の資金が必要となりますし、長年乗ってきた愛車を手放すといった人も多いかと思われます。一般家庭だけでなく、中小企業などへの影響も大きいです。
 明日からはGW後半となりますが、どこか出掛けるにしても、ついついガソリン代の事が気になってしまいますね。最後に掲げた10項目どれでもよいので実践みてはいかがでしょう。多少でも燃費節約になれば嬉しいですよね。


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