自然災害と対策について
今回は、「技能実習生の友」から引用で、自然災害と対策について、日頃から気をつけておきたい項目をご紹介したいと思います。
【地震について】
■地震だ!
○まず身の安全
- 地震が起きた時、緊急地震速報を受けた時は、身の安全を最優先に行動する。
- 丈夫なテーブルの下や、物が「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」空間で揺れがおさまるまで様子を見る。
■地震直後の行動
○落ちついて火の元確認 初期消火
- 火を使っている時は、まず身の安全を最優先に行動し、あわてずに火を消す。
(自動的にガスの供給が停止する設備が普及しているので、あわてない) - 出火した時は、落ちついて消火する。
○あわてた行動 けがのもと
- 転倒・落下した家具類やガラスの破片などに注意する。
- 瓦、窓ガラス、看板などが落ちてくることがあるので外に飛び出さない。
○窓や戸を開け 出口を確保
- ドアがゆがんで外に出られなくなることがあるので、出口を確保する。
○門や塀には近寄らない
- 屋外にいる時は、倒壊の危険があるので、ブロック塀などには近寄らない。
■地震後の行動
○火災や津波からの避難
- 大規模な火災が発生することがある。身の危険を感じたら、一時集合場所や避難場所に避難する。
- 沿岸部では、大きな揺れを感じたり、津波警報が出されたら、高台などの安全な場所に素早く避難する。
○正しい情報で確かな行動
- 災害時はデマに惑わされやすくなる。ラジオやテレビ、消防署、行政などから正しい情報を得る。
○協力し合って 救出・救護
- お互いの安否を確かめ合う。
- 倒壊家屋や転倒家具などの下敷きになった人を近所の人とも 協力し、 救出・救護する。
- 避難する時は、電気のブレーカーを切り、ガスの元栓を閉める。
地震が起こった時の対応について、以下の資料も参考になります。 消防庁防災マニュアル−震災対策啓発資料−
【大雨・台風・竜巻について】
■正確な情報を把握する。
気象庁では「防災気象情報」を発表しており、重大な災害の危険性が 著しく高まっている時は「特別警報」、重大な災害が発生する恐れがある時は「警報」、災害が発生する恐れがある時は「注意報」を発表しています。これらは市区町村ごとに発表されており、市区町村は気象庁が発表する警報・注意報を受けて、必要に応じて避難勧告や避難指示を出します。
■避難について
市区町村からの避難勧告・避難指示があった時は、安全なルートで迅速に避難しましょう。川の氾濫や土砂災害は一気に発生するため、一時の油断が 命に関わります。また、天候が荒れてからの避難は非常に危険です。
■竜巻について
平成24年5月に茨城県と栃木県で竜巻が発生し、3名の方が亡くなり、建物の損壊など大きな被害をもたらしました。竜巻は台風等の動きに 伴って発生しますので、気象庁では竜巻が発生する可能性がある場合は気象情報や 雷注意報を発表し、非常に発生しやすい状況になると「竜巻注意情報」を発表しています。
台風等は地震と異なり、事前に情報を集めることで規模等をある程度予測することができます。テレビやラジオ、インターネット等を活用し、最新の気象情報を入手しましょう。
気象庁ウェブサイト「防災気象情報ページ」
日本では、7月から 10月にかけて接近、上陸する台風の数が多くなります。大雨や洪水、暴風に加えて、竜巻が発生する可能性も高い時期です。大雨により川の氾濫や土砂崩れ、がけ崩れが誘発されることもあり、住民に危険をもたらす自然災害が毎年のように発生しています。近年では局地的に激しい雨が降る現象も頻発しており、浸水等の被害も出ています。
特に、まだ入国して間もない技能実習生の皆さんは、日本の自然風土に不慣れなことも多いと思います。自然災害や対策について、わからないことがあれば地元の事情に詳しい生活指導員の方に聞きながら、日頃から話し合っておくとよいでしょう。
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