中国人から見た日本人の礼儀作法
<2008/04/08付 中国情報局ニュースより>
様々な国や地域を旅行したことのある中国人が日本を訪れて気付いた、日本人の礼儀作法について綴った個人のブログより。
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私がこれまで訪れたことのある国や地域の中で、日本は最も礼儀正しく、調和の取れた国の一つである。この礼儀という概念に関して、同じ日本でありながら都市と地方の間では、少なからず相違はあるように感じる。しかし、共通しているのは身体を使って礼儀を表すということである。
まず、膝を折るという動作である。例えば店にペディキュアを買いに行けば、店員はひざまずいてお手伝いしてくれるだろう。また、日本の伝統的な料亭に行けば、和服を身にまとった店員が正座で対応してくれることだろう。
次に腰を曲げるお辞儀という動作である。この動作は日本で頻繁に見かけることができる。これは賢い人は謙虚であるという伝統的概念に基づいている。日本滞在時、お辞儀はよく見かけていたが、最も印象に残っているのは長崎市でのことだ。
路面電車に乗っていた時、駅に着くたびに運転手が後ろを振り返りお辞儀をしていたのである。電車や新幹線などでも、改札を通過する客に対して礼を言いながらお辞儀を繰り返していた。ただ、こういった習慣は大都市ではさすがに見受けられない。東京の地下鉄の込み具合や人の流れる速度を考えればそれも納得できる。
次は手である。日本人は(東京の地下鉄を除いて)、知らない人に少しでも触れることを嫌い、一定の距離をとりたがる。手で押したりなどはもってのほかだ。また、お辞儀の際、男性の手は両脇に、女性は前に添えるのが正しいとされている。
このように日本人は身体の各部分を使って、礼儀というものを表現しているのである。 ****************************************************************
中国人の研修生・実習生も同様に日本の礼儀については、難しいと思われる点がいくつかあるようです。
入国してから約1ヶ月の集合研修で日本での生活について学習していきますが、その中で礼儀作法も学びます。お辞儀1つにしても用途によって角度が違ったりと、我々日本人でも完璧に正しい礼儀が出来る人はそういませんが、様々な礼儀を受けすばらしいものだと感じてもらえたなら、是非母国でも体を使った礼儀を表現してみてはいかがでしょうかヾ(*゚∇^*)ノ~
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